Treehouse: 本当にフラット、つまりマネージャーがいなくなった会社。そして個の時代がくるのか?

http://blog.teamtreehouse.com/working-in-a-flat-company

1 comment | 0 points | by Jshiike 約3年前


Jshiike 約3年前 | ▲upvoteする | link

1) Treehouseで起きていること


プログラミング/デザインのオンラインコースを運営しているTreehouseは、6月に週4日勤務にしたことに続き、9月に、フラットカンパニー宣言をしました。つまり、マネージャーと呼ばれる人が社内から突然いなくなったということです。


  • 会社は、幅広めのゴール、ミッションステートメント、キャッシュフローへのインパクトのガイドラインのみを提示。それ以外の優先順位の判断は社員に任せる。

  • 社内のプロジェクトは、提案 -> 社内フォーラムサイトで議論 -> 投票 -> 自主的判断で各メンバが “Join”ボタンを押して自分をアサイン、というプロセスで進みます。そして、各メンバは、1日1回ステータスをサイトでアップデートすることで進捗管理。各プロジェクトに明示的にリーダーをアサインするかどうかも各プロジェクト任せ。「ミーティングを招集して、誰もこなければ、あなたはリーダーではない。」どうしてもアサインされたメンバでは足りないが必須な作業(例えば、バックアップは誰がとるの?)と判断したときだけ、CEO or Founderが追加アサインを指示。

  • コストについてはコントロールあり。$500以下のコストでやるプロジェクトは制約なし、$500を超える場合はFounderの承認。出張等の経費はCFO承認。

  • 評価/昇給は、3ヶ月ごとの自主評価と360度レビューをへて、CEO/Founder/CFOで決める。

  • 情報は共有されるべきなので、メールなどでのクローズドはコミュニケーションは基本避ける。Convoy (社内フォーラム)、Flow (プロジェクト管理)、HipChat (グループチャット、IM)、Google Apps。

「メンバが日常業務に没頭して先を見えなくなってるときに、大きく事業の舵を切るようなことをどうやってやるのか?」「評価を下げるモチベーションがないので、全員高止まりした結果にならないのか?」などいくつか気になる点はありますが、後日、CEOから導入後の良い点/悪い点のブログエントリーがあるようです。

また、CEOのRyanが勧めている、この10分のビデオは自主的に働くことがモチベーション & アウトプットにつながることについて、簡潔にまとめられてます。


Treehouseは100人いない会社だから実現できたということはあるかもしれませんが、「会社の全体戦略と合致しているか」、「そして今は何をやるべきなのか」の判断が、もっと個人に委ねられていくのがトレンドなんだと思います。


2) 個の時代はくるのか?


フラットカンパニー、オープンカンパニー、オープンソース、リモートワークというキーワードをつなげて見えてくることは、肩書き/場所/時間帯に関係なく非同期なコミュニケーションで個人が主体的に働くことが当然となる社会。


5年後10年後の「会社」とか「職場」という言葉は、現在の意味付けとどう変わってくるでしょうか。付加価値の高いアウトプットをだす小さい組織の会社が増え、一方、オープン化されたが作業をともなう共有コンポーネント業務を担う大きな企業が一部存在し(つまり、大きさがパワーではなくなる。)、個人は、どこの組織に所属しているかという概念がやや薄れ、主体的に組織内外のプロジェクトで働いてるかたちになるでしょうか。


エンジニアの工数が、共有できる可能性があるのにクローズドな業務コンポーネントの開発に費やされるよりも、一人でも多くの人の時間が、世の中の付加価値をあげる開発、もしくはオープンな共有コンポーネントの開発に使われるようになれば、世の中は確実にもっとよくなると思います。


そこに働く人のモチベーションが移っていくと、「会社」の役割は、ゆっくり、もしくは思ったより早く、変わっていくかもしれません。



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