予告ホームランを打とう

http://www.codinghorror.com/blog/

1 comment | 0 points | by Jshiike 約4年前


Jshiike 約4年前 | ▲upvoteする | link

Jeff Atwoodのファンです。


彼のブログCoding Horrorは楽しいですが、それが理由ではなくて、彼が予告ホームランを打つ人だからです。


FacebookやTwitterは創業した時点ではどのようなサービスに成長していくのか想像できなかったと思います。とにかく優秀な人たちに任せておけばうまくいくという、ある意味投資家冥利につきるスタートアップの成功物語です。それはそれで世の中的には素晴らしい話しなのですが、実は自分はそれほど興味がありません。


Stackoverflowは、2008年にローンチしたとき、FounderのJeff AtwoodとJoel Spolskyのエンジニアコミュニティでの人気が既に根強く、開始直後から大きな成功をおさめています。しかし、そのことよりも注目したいのは、Jeffが予告ホームランを打ったことです。サービス開始前から、既存サービスの問題点とそれに対する解決策を明示し、公約とおりexecutionしています。最新のテクノロジーノウハウは時間の経過とともに内容が廃れていくことに対して、wikiのように質問をアップデートするアイデアをベータサービス開始のかなり前から言及しています。そして、この考えが、エンジニアコミュニティにより編集されることによってクオリティが担保される、現在のStackoverflowの姿になっています。


また、Stackoverflowはトラフィックも大きく、膨大な量の質問/回答が蓄積されているサイトですが、それにも増してすごいのは、serverfaultSuper Userなど複数のリスキンサイトが運営されていることです。特にAREA51といういわゆる2軍的トピックの集合サイトでは、正式にStackoverflowのリスキンサイトに昇格する前の、300近くのテーマサイトが、define -> commit -> beta という昇格のプロセスを歩んでいく整備されたエコシステムになっています。Jeff自身も「コードベースは簡単に再利用できるという発言はよく聞くけど、大きなサイトのコードが本当に再利用できるのは稀。同じコードベースでサイトを3つ運営できるようになったら、本当に再利用できるコードと言える。」とどこかで発言してましたが、まさにそのとおりで、開発/運用上起こりえる様々なケースを考えたときに、これほど統一した仕組みでスキンサイトを含めたサイトを運用できてるシステムは尊敬します。


また、細かいところですが、StackoverflowのCareers 2.0サービスの企業情報入力ページの住所欄が、一つの記入ボックスに記述できるようになってます。米国のほとんどのサイトは、(郵便番号入力による州/市の自動判別機能があれど)郵便番号 / 州 / 市 / ストリートの記入boxが分かれていて、入力が面倒だという心理的な負担を感じます。Stackoverflow Career 2.0は、住所情報を元に求人情報の出し分けをしているので、国/郵便番号のデータは入力情報を解析して裏で保持してると思いますが、ユーザの入力は1ボックス形式にして心理的負担を下げています。このあたり、微に入り細に入り、ものづくりの職人としてのこだわりが見れます。


Stackoverflowを離れたJeffは、今年の頭に新プロジェクトDiscourseを発表し、オープンソースのディスカッションフォーラムシステムづくりを指揮しています。そして今回も同じアプローチです。「フォーラムは長生きしてるけど、死んでいる。」とし、ディスカッションフォーラムは、サービスとしてはBBSの時代から根強い人気があるが、システムは10年前から変わらず放置されていて、かつそれは現代的に作り変えることが可能だとしています。Discourseも予告したとおりのexecution excellenceを彼のチームが見せてくれることを期待しています。


「何になるかわからないけど、とにかくすごいことをしてくれる起業家」もよいですが、自分は、予告ホームランを打てる人になりたいです。



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#起業 #スタートアップ

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