Netflix Culture: Freedom & Responsibilityを読み直す (その1)

http://www.slideshare.net/reed2001/culture-1798664

1 comment | 1 point | by Jshiike 約4年前


Jshiike 約4年前 | ▲upvoteする | link

このパワポについては年初に大きな話題になったので、目にした方も多いと思います。しかし、ニュースで取り上げられたのが内容の一部のポイントだけ & ニュース価値のある「有給取り放題」のようなセンセーショナルなトピックが報道の中心だったので、全容がうまく伝わってないのではないかと思います。自分は複数の人に勧めましたが、よく考えたら、忙しいのに120枚もあるパワポを読み込む人はあまりいなかったと思います。


組織のあり方について、多岐の話題に触れてますが、私はこの資料の一番の功績は、会社の成功と社員の成長(= 充実感)について、スタートアップから大企業までのどのステージでもあてはまる一貫した考え方を提示したことにあると思います。誤解のないように言うと、スタートアップと大企業では全てが同じではないです。何が変わるべきかについても本資料ではしっかり、触れられてます。しかし、「スタートアップは優秀な少人数のチームで楽しくスピーディーにやって、うまくいったら売却してexitする。後は会社がでかくなったらベテランのプロ社長と保守的な社員にやらせとけ。」という雰囲気のあるシリコンバレーにおいて、スタートアップと大企業は別世界のものという認識で働いている人は多いです。そこに対して、スタートアップであれ、大企業であれ、会社を長期に渡って成功に導くという相当難易度の高いがやるべき目標を達成するために、共通で拠り所となる組織運営指針を示したことの意味は大きいと思います。だからこそ絶賛されたということかと。


この資料に沿って仕事をするということは、社員にやさしい会社ということではありません。社員にはある意味厳しい環境になるが、充実した仕事をするという選択肢になり、組織としては長期的に成長できるというかたちになることを目指していると思います。



会社の社是/社訓とうものは、「Integrity」「Communication」「Respect」「Excellence」など、響きの良い言葉が並べ立てられているものだが、倒産したり、経営者が逮捕されたような大企業でも、同じようにロビーに掲示されている。本当の価値観というのは、そのような経営者から押し付けられる響きのいい言葉ではなく、一緒に働くメンバが共感できる行動とスキルである。


すばらしい職場環境というのは驚く程優秀なメンバが一緒にいること。


そこそこのパフォーマンスであれば、退職金を奮発します。(そのおかげで、すごく優秀な人を向かい入れるポジションが空くから。)


我々はプロスポーツのチームのようであり、子供の遊び場ではありません。採用、育成、解雇を適切にすることにより、スタープレイヤーを各ポジションにつけます。しかし、プロスポーツとの違いは、ポジションの数が限られてないということです。限られたポジションに対して生き残り競争をするのではありません。優秀なメンバが増えれば、もっと多くのことを成し遂げることができるので、お互いを助け合います。


競合に転職すると聞いたとき、そのメンバをどうしても引き止めたいと思うか?が判断基準です。


スタープレーヤーは、スランプがあっても、復活を期待できます。その意味で、ロイヤリティをもち、Netflixがスランプになっても、一緒に頑張ってくれるのはありがたい。ただし、沈む船への際限のないロイヤリティや、役に立たない人だけどロイヤリティはあるというのは意味がないです。


ハードワーカーかどうかは関係ありません。


ものすごく優秀だけど一緒にやっていけないくらいひどい輩は、それを許容する会社はありますが、チームで働くうえでコスト高になるので、うちでは不要です。もちろん、会社のバリューに沿う限りは多様性は許容します。



その2に続く

#netflix #人事 #組織 #働き方

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