GiltのエンジニアチームのTrustカルチャーと自主的に動くスタイル

http://www.youtube.com/watch?v=XWM_H3Acq8w

1 comment | 0 points | by WazanovaNews 約3年前


Jshiike 約3年前 | ▲upvoteする | link

GiltのCo-founder & CTOのMichael Bryzekが、同社のエンジニアチームについてインタビューに答えています。

まずは、Ruby -> Java -> Scalaと開発言語が変わっていった経緯について質問を受けて。(Ruby -> Javaは、昼の12時にAmazon並みの大量のトラフィックが集中する同社のフラッシュセールスというビジネスモデルに対応するシステムにするために決めたということだった思います。

RubyからJavaへの転換はやや大変な作業だったが、どうにかできた。Scalaへの移行のきっかけは採用。ものすごくできるエンジニアを2009年 or 2010年はじめあたりに採用できたとき、彼が「自分はScalaを2年やっていて、すごくいいので是非JavaでなくてScalaで。」と言ってきたので、試しにつくらせたのがはじまり。それから、関数型言語としてできること、Immutability、ネットワークパフォーマンス、コードが少なくなる、テストがしやすい、などが理解され、徐々にチームの中に浸透していった。Giltのエンジニアチームは、"voluntary adoption" (自主的に広がっていくかたちで浸透させる。) というポリシーを持っている。まずイニシアチブを取りたい人がツールを用意したら、それがエンジニアチームの中で何人が使うようになってるかで評価されるようになっている。この方法だと、採用される、されないで、まず明確なフィードバックがあり、プロセスも透明。「おまえは明日からScalaで書け。」と指示されると、おそらくScalaを好きにはならないでしょう。出席が義務づけられるミーティングが好きな人がいますか?「人事評価制度を変えたので説明会に出席してください。」を、「人事評価の季節なので、どううまくコミュニケーションを取るかなどの役に立つツールを用意しました。興味があれば説明会に来てください。ちなみに半年後にチームメンバがどのように感じているか確認するプロセスが導入されます。」とすると、参加者の前向きさ度合いが違ってくる。出席するかの意思決定を自主的にしているという建て付けをとるほうが効果が大きい。

続いて、会社のカルチャーと倫理感について。

倫理観に大きな重点を置いていて、それは個々の小さな意思決定において試される。例えば、幹部社員だとセールのときに列にならばずに優先に買えたりすると、それは社内に信頼を生むだろうか。会社のブログへの投稿も制限がない。本当に社員を信頼しているのなら承認のプロセスは必要ない。また、「うちのチームは頑張ったので食事に連れて行ってあげたい。」という申請にはどう対処するか?「楽しいことの予算総計」というGoogle Spreadsheetを共有して、皆が内容と金額を書込むだけ。これだと、予算が残ってるかどうかも明確だし、使用用途が皆に共有されるので、使い道は自然に最適化される。

“Decentralized by default”とは?

会社が成長してきたときに、どのようなマネッジメントをするべきか、うまくいってる他社事例を調査した。エンジニアは自分がつくったものに取組むのが一番幸せ。これを社員全部で1,000人になった組織にどう適用するか。そこで、Decentralized (非中央集権的/分散的)なアプローチを採用した。会社は、全体の戦略/方向性と成功を示すKPIをつくる。(KPIの数値の設定は、マネッジメントとメンバのディスカッションで決まっている。)例えば、SEOが重要なイニシアティブになれば、新規ユーザのSEO経由比率とSEO経由のユーザの購買額をKPIとして設定。マネッジメントが関わるのはここまで。SEOに熱意をもった開発チームは、このKPIにコミットし、実行する。SEOを目標にするかの意思決定も、いつ本番環境にアップするか、どのように進めるかも、チームの判断に任される。開発のバックログをこなすチケット制もやめた。どう動くかを自分で考えるスタイルの方が責任感がうまれ、結果もよくなる。


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