付加価値の高いサービスをつくるということ

http://cs.txstate.edu/~br02/cs1428/ShortStoryForEngineers.htm

1 comment | 1 point | by WazanovaNews 4年弱前


Jshiike 4年弱前 | ▲upvoteする | link

8億円と2千円のソリューション

歯磨き粉工場の生産ラインから空の箱が出荷されてしまうことがあった。生産ラインの現場は、「100%の確率で歯磨き粉をタイミングよく箱に入れることはできない。」という見解。顧客に相当迷惑をかけるということの重大さゆえ、CEOが対策を練る。幹部社員を集めたが、エンジニア部門は手一杯のため、外部の開発会社に発注して解決してもらうことにした。

予算の手配、RFP作成、外注先の選定、と通常のプロセスをたどり、6ヶ月と8億円かけて最新のソリューションを投入。歯磨き粉の箱が想定よりも軽い場合は、警告音とフラッシュライトとともに生産ラインが止まる仕組み。現場の社員が空箱をどけて、ラインの再稼働のボタンを押す。

ほどなく、CEOがこのプロジェクトのROIを調べてみると、空箱の出荷がなくなり、すばらしい結果だとわかる。

しかし、、、KPIを詳しく見てみると、そもそも問題のある箱の率がゼロであることがわかる。これまでのデータからすると10件以上はないとおかしい。エンジニア部門に調査させたが、検知システムのバグは発見できず。

CEOが現場に行ってみると、生産ラインの横に扇風機があるのを発見。現場の社員は2000円で購入したこの扇風機を「新しいマシンの警告音はウザいので、扇風機で問題のある空箱だけを検知前にラインから吹き飛ばすことにしました。」とのこと。。。

このジョークの結末にいたる要因としては、

  • 現場を把握してない幹部社員
  • 自分の持ち場の最適化はするが、それをシェアしない現場のマネージャー
  • 全員が課題を共有していない。全体を俯瞰して考える意識をもっていない。
  • 「どうせ会社のカネだから。」と予算が確保できればそれで満足する社員
  • 自分の手持ちのソリューションで最大売上を追求する開発会社

などもろもろありますが、いずれにしても最終的に意味のないものをつくりあげるのに、皆の工数とコストが使われているという事実。 本当に付加価値の高いものを皆でつくることに時間を使えば、世の中は相当よくなるはず。自分の身の回りでも、大なり小なり同じようなことをしてしまっていないか見直したい。


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