エンジニアの給与レベルがプロスポーツ化する日

http://pando.com/2014/03/22/revealed-apple-and-googles-wage-fixing-cartel-involved-dozens-more-companies-over-one-million-employees/

3 comments | 2 points | by WazanovaNews 2年以上前 edited


Jshiike 2年以上前 edited | ▲upvoteする | link

先ほど、ワザノバのアクセスランキングをつくっていて、「給与を上げるベストな仕組みの解がない」が意外に上位ランクに入ってました。我ながら振返ってみて、タイトルも内容もネガティブ過ぎたかなとちょっと反省してます。その時は、休日に家族をスキーに連れて行ったのですが、自分は滑らずにスタバで原稿を書いていたので、そのストレスだったかもしれません(笑)

お伝えしたかったのは、

  • 業界全体の「平均」給与レベルを上げることの難しさ。
  • テクノロジーの変遷が早いので、職業市場における自分の相対価値が下がらぬよう、努力を続けなくてはいけない。

でしたが、話がそこだけに終始してたので、今日は少しポジティブな話を。

ウェブ/アプリエンジニアのこれから先の未来は、才能があり、かつ努力した人は金銭的にもっと報われるようになると考えてます。

最近のFacebookの買収案件で非買収企業の社員が受取る価値を単純に平均で計算すると、

  • Instagram: $1B(約1000億円)÷ 13名 = 76.9億円
  • Oculus VR: $2B(約2000億円)÷ 75名 = 26.6億円
  • WhatsApp: $19B(約1.9兆円)÷ 55名 = 345.4億円

もちろん、実際は各人の持株数には相当の格差がありますので、数十億円もらえる人が山ほどでるわけではないですが、バイラルでサービスが短期間に成長する事例がでてきたので、一山当たった際に、社員一人当たりが生み出すことができる可能性がある価値が相当大きいというのがポイント。

また、米国のネット企業大手が相互に採用自粛することで、エンジニアの給与の高騰を防いでいたという件が裁判中ですので、実績のあるエンジニアへの高額のオファーを止める仕組みはなくなり、ベイエリアでは更に右肩上がりになると思います。ちなみに最近よく宣伝しているリクルーティングサイト HIREDは、平均オファー金額 $130K(約1300万円)とのこと。

個人的には、ベイエリアでは、来年には1億円プレーヤーもちらほらでてくる可能性があるのではとみています。

一方、日本はどうなるかというと、後5年で年収3000万円〜5000万円クラスがではじめるというのが私の予想です。(ちょっと、大胆すぎますかね?まあ、はずれたとしても5年先のことなので、反省会はその時に。。)

理由としては、シリコンバレーほどグローバルに経済価値を生み出せる企業を排出するのは環境的に難しいが、ソフトウェアを軸に既存の産業を置き換えるような夢のある成功例がでてくるはずなので、優秀なエンジニアのうみだせる経済価値がそれに比例して大きくなっていくと期待しています。新興企業だけでなく、既存企業がソフトウェアを軸にした事業転換をすることで業績を向上させ、それを直接実現しているエンジニアの貢献度合いが相対的にあがるということもあるかと。

日米限らず、金融業界での1億円プレーヤーは投資銀行を中心に相当数いるかと思います。その人たちが稼いでいる利益額から計算して、高額の給与が正当化されているかと。ですので、単純にテクニカルスキルのあるエンジニアの報酬があがるというわけではなくて、

  • サービスを主体的に考えてつくりあげることができるエンジニア

の相対的価値が更に、更に、更にあがっていくかと。(「そういう優秀な人がいいね。」という会話が、「そういう優秀な人にはもっと相当額をだそう。」というかたちに変わっていくかと。)

どういう職場、どういうプロジェクトを経験するかというのも、高価値をアピールできる経験値を積む意味では大きいかと。他人に指示されたものをつくるよりは、自ら提案したもので数字を改善した実績が評判につながります。

  • ウェブ/アプリ企業で新しいサービス、ヒット作をだす。
  • 法規制の縛りが少ないが、そこそこ経済価値の大きい産業で、既存サービスを改善する。
  • Bitcoin関連技術をつかった金融周辺事業への参入など、規制があっても当たると大きい分野。

などが候補でしょうか。

こうやって見ると、将来は、プロスポーツ界の給与体系に少し近づくのではないでしょうか。トップリーグの有名プレーヤーは相当稼ぐが、それを維持するには相当のアウトプットが必要。地方リーグの所属になると給与額に相当差がでるので、全体の平均は、やはり、その国/産業が生み出せる価値の総和に左右されるという構造です。ケガをしないように体のメンテを怠らず努力を続けたプロスポーツ選手が40歳台でも活躍する事例がでてきたように、ウェブ/アプリの世界も、あらゆる意味での技術を磨き続けることが、生き残っていくためには重要。

日本の給与がNFL/MLB/NBA並みになるということはないでしょうが、プロ野球かプロサッカーか(すみません。日本のプロスポーツがどれくらいの給与水準なのかよく知りません。。)、何らかのプロスポーツのように、給与的に花形選手がでてくるというのが、希望的な未来予想です。

int547 2年以上前 | ▲upvoteする | link

お金がほしいのなら、給与収入だけではなく、 事業収入を得られれるようになることだと思う。 見事に雇われ思考。

Jshiike 2年以上前 | ▲upvoteする | link

コメントありがとうございます。 事業収入で期待できるものももっと大きくなれば、スタートアップ投資/スタートアップ参加に拍車がかかるので、尚良しだと思います。いずれにしても、付加価値の大きなプロダクトをつくれるかどうかの勝負かと。

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