GitHub: ストレスをうまく減らしているのがキモなんだと思った

http://zachholman.com/posts/github-communication/

3 comments | 2 points | by WazanovaNews 約3年前 edited


Jshiike 約3年前 edited | ▲upvoteする | link

ほうれんそう(報告/相談/連絡)って正直面倒ですよね?

もちろん自分も大人ですから、仕事におけるタイミングよい細かなコミュニケーションの大切さは理解してます。だから職場では頑張ってやりました。折をみてメンバ全員を集めて話しもしました。1 on 1のミーティングもやりました。そしてメンバにもまわりとのコミュニケーションを積極的にとるように期待しました。

けど、子供のときに朝8時半に学校に行かなくてはいけなかったときと本音では変わってないと思います。やらざるを得ないからやるということ。やはりストレスです。


GitHubのコミュニケーション伝導師のZach Holmanが、よいブログのエントリーをあげています。

2月4日時点での社内のチャットによるコミュニケーションは、

  • 185 ルーム
  • 同日で29,168行のテキスト
  • Hubotを利用した自動配信が内13,462行
  • イメージファイルが468個添付
  • アプリ/サービスを544回デプロイ

Teamという内製ツールは、社内向けのTwitter + ブログのような位置づけで、

  • 取り組んでいるNode.jsのモジュールについての進捗シェア
  • 取り組んでいるオープンソースプロジェクトにも役立つので、古めのライブラリからGitへのアクセスを閉じて、新しいライブラリの利用を促すお知らせ。
  • タイムゾーンを改善する機能をGitHub.comに追加したことのお知らせ。
  • 自分の子供の宿題の面白回答をシェア

など、様々な発信がされてます。

全社向けのメールはほぼなし。誰かが、そのメールに全員返信すると相当ノイズになるので。送信先のチームををうまくコントロールできるTeamかGitHub.comを利用してのアナウンスが中心。

また、当然GitHub.comはフル活用。

  • 1,165回のプッシュ(各プッシュには複数のコミットを含む。)
  • 320件のイシューがオープン
  • 186件のプルリクエスト。内145件が同日にマージ。

GitHubの社内コミュニケーションはストレスをうまく減らしているのがキモなんだと思いました。

コミュニケーションと言っても、全てがストレスではありません。Teamで発信されている内容は、かなり自主的にするものなのでストレスなし。同社のチャットルームで添付されているイメージファイルは、一部はサイトのデザイン画像もあるでしょうが、ほとんどはコメントを盛り上げるための面白画像だと想像します。これを発信する(というか、これもHubotが自動発信しているのがほとんどなんでしょうか?)のはもちろん楽しい。また、「楽しい。」「是非知ってほしい。」「ちょっと自慢したい。」「褒めてほしい。」という明らかに積極的に発信したいものに制限がありません。

しかし一方で、面倒なほうれんそうの部分は、

  • Hubotの自動配信が相当活用されているので、「アップしました。」「プルリク送りました。」などアクションを報告/連絡する手間が省けている、またこれをもっと活用するともっと省けるようになる、と推察されます。
  • Chatなのでリモートの人も同じ条件でコミュニケーションできる
  • Chatで皆にシェアしているのでまとめて報告できるし、透明性が高いので、「チームメンバにはメールしたけど、部長は忙しくて読飛ばされても困るし大事なことだから、外出から帰ってきたら席まで報告にいく。」などをやらなくても済む文化が根付く。(本当にシリアスなときだけ個別メール or 電話をすればよい。)

240人で60%がリモート勤務の同社では、そもそもリモート勤務自体が生活拠点を重視する仕事スタイルでストレスを減らす効果がありますが、そこから派生するコミュニケーションというチャレンジについて、楽しいコミュニケーションは積極的にできるようにし、かつ同時に面倒なコミュニケーションのストレスを減らす仕組みを導入していることで、モチベーションコントロールができているというのが、注目すべきポイントかなと思いました。

それと、そもそも話すよりも書くほうが一般的にストレス少ないと思いますし。

やはり、書くコミュニケーション力は大事ですね。日本語にしろ英語にしろ、それは同じ。


GitHubの組織が成長する過程で変えたことと変えなかったこと


#github #働き方

Jshiike 約3年前 edited | ▲upvoteする | link

昨日から同社のJulie Ann Horvath氏の退社に伴うセクハラ報道で相当さわがしくなってますが、オープンなコミュニケーションを採用した場合に、社会に対しての説明責任の期待度は高まるという事例だと思いました。

Tech Crunchに語った本人の主張がどこまで事実かはわかりませんが、内容的にはセクハラとカテゴライズするよりは、創業者の奥さん(社外の人)まで参戦した同調化圧力を会社が適切に人事対応できなかったように読めます。

米国では、オープンソースが白人男性に偏りすぎていることへの多様化の必要性の議論や、Paul Grahamの女性プログラマに対する発言が物議をかもした(本人は誤解と全否定)後のタイミングなので、オープンなコミュニケーションを売りにしているGitHub社には、先週のDDoS攻撃でのPostmortenブログ並みの詳細な説明が期待されるのは自然な流れかと。

「フラットマネッジメントとか言ってるが、スタートアップが普通のビジネス会社に転換すべき事例だ。」的な批判もされてますが、オープンなコミュニケーションスタイルには、メリット + 説明責任の期待感が高まるという側面はあれど、それを否定するものでもないし、今回のニュースは会社の成長ステージとは本質的には関係ない問題だと思います。

もしこの報道が正しくて同氏が過剰反応しているのではないとしたら、仲間意識の強い組織が意識的 & 無意識的に同調化を強制するいじめ的な事件であり、どの国であれ、どの大きさの組織であれ、関係なく点在してしまっている人類のあまり自慢できない特性、つまり別の対処すべき問題ということかと。

Jshiike 約3年前 | ▲upvoteする | link

https://github.com/blog/1796-denial-of-service-attacks

Hubotは先週のDDoS攻撃のトラフィックをさばくのにも利用されてるとのこと。色々活躍しているのですね。

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